みなさんは「武蔵野の路」をご存知ですか?
「武蔵野の路」とは自然、歴史、文化にふれながら散策することができる、東京をぐるりと周回した全長270kmの散歩道です。
これは21のコースに分かれていて、今回のコースは「光が丘・赤塚コース」の一部を歩いていることになります。
ではお花にいっぱい囲まれての春満喫散歩スタートです。
都立赤塚公園
都営赤塚公園は8つの地区に分かれており、まず中央地区から入ります。ここの大きな噴水がある広場も桜に囲まれています。
しばらく歩くと競技場の近くの地面に「板橋区基準点」なる四角いマンホールのようなものを発見。こちらは板橋区内の経緯度の基準点。同じものが区内に約160ほどありその中の一つです。お散歩をしているとこういった思いもよらないものを見つけることがあり、それも楽しいものです。
こちらの写真は沖山地区へと歩みを進めると見えてくる桜にかこまれた散歩道です。ゆるやかなカーブを描く美しい歩道には犬のお散歩をする人、ジョギングをする人がちらほら。
しばらく行くと左手に上り坂があり、その目の前にある標識には「竹の子公園 300m」の文字が。どのような公園なのでしょうか、ちょっと寄ってみましょう。
竹の子公園
こちらは竹林のある小さな公園。涼しげな竹がまっすぐに伸び、風が吹くたびにその体を揺らします。公園の入り口には「竹のお話」「竹のおもちゃいろいろ」という看板があり、竹と笹の区別や筍のおいしい食べ方など、思わず熟読してしまうお話がいっぱい。「竹のおもちゃ」の看板にはおなじみの「竹でっぽう」や「竹とんぼ」から「竹けんだま」「ヘビとワニ」まで、そんなものが作れるのかと思うようなおもちゃの作り方が書いてあります。こちらももちろん熟読。
赤塚溜池公園
竹の子公園を後に今度は坂をくだります。T字路を右手に曲がると板橋区立美術館が見えてきました。ここは区立美術館、郷土資料館、赤塚城本丸跡がある池を中心にした赤塚公園の城址地区で赤塚溜池公園と呼ばれています。その溜池は郷土資料館の前にあり、釣り人達のメッカです。
乗蓮寺(東京大仏)
新東京百景に選ばれた東京大仏がいらっしゃる乗蓮寺は、浄土宗で阿弥陀如来が御本尊。将軍徳川吉宗が鷹狩りの休息所として利用したお寺で、天保の大飢饉の供養塔もあります。国道17号の工事に伴い昭和46年から7年かけて現在の地に移転されました。
池にはたくさんの鯉、鯉、鯉…。子供が一所懸命えさをあげる姿が微笑ましいです。
そしてとうとう大仏様がいらっしゃいました。
奈良、鎌倉の大仏につぐ東京大仏は昭和49年から3年がかりで完成。3500人もの人の手によってできあがったそうです。まさか東京にこんなに大きい大仏様がいらっしゃると思いませんでした。是非一度はご覧になってください。
【東京大仏】
■材質:青銅(ブロンズ)製
■重量:32トン
■座高:8.2メートル(頭部 3メートル)
■蓮台:2.3メートル
■基壇:地上2メートル、地下1メートル
赤塚植物園
こちらは1981年にできた植物園。芝生広場ではお弁当を食べる人がいるなど多くの人々に親しまれています。
「香の散歩道」は香りのある花を集めたエリアで、目の不自由な方にも楽しんでもらえるよう点字の説明板が設置してあります。目を閉じて香りを楽しんでみたくなる道です。
植物園の奥には万葉・薬用園が。こちらは万葉集でうたわれた植物、薬用植物を集めていて、草花の前には歌が書かれた説明板があります。写真は枝が三本に分かれていることから名のついた「みつまた」、万葉呼名を「さきくさ」という花。柿本人麿が次のようにうたいました。
松月院
次は松月院をのぞいてみましょう。こちらは曹洞宗のお寺で、1492年千葉自胤が菩提寺としました。また、1841年に高島秋帆が様式砲術の訓練を行ったときにここを本陣としたことでも有名で、高島秋帆紀功碑があります。門の前には見事なしだれ桜。寺内にも桜は多く、他に板橋区天然記念物のヒイラギもあり緑の多いお寺です。
都立光が丘公園
こちらは元陸軍の成増飛行場だった土地の1/3を利用して作られたもので、カントウタンポポ自生地や約2.4ヘクタールのバードサンクチュアリ(観察舎から見学可能。公開時間/土日祝日9:00~17:00)がある自然豊かな公園です。赤塚口から入り道なりを進むと、もう桜でいっぱい。散歩する人々、写真を撮る人々、そして6ヘクタールにも及ぶ芝生広場ではみなさんお花見真っ最中。子供たちは元気に遊び、大人たちはひなたぼっこという光景に春がやってきたことを強く実感します。