Type 1. 街が3つに? 離れた地域による合併
全日本総合地図 74図高崎・前橋・熊谷より、
群馬県高崎市周辺
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今年1月23日に群馬町、箕郷町、新町、倉渕村と合併し、歓迎ムードに沸く群馬県高崎市の商店街
高崎市と合併した旧「新町」では、合併に伴い標識の変更作業が進んでいます。
左上の図は群馬県の高崎市と周辺の町村が合併してできた新生「高崎市」周辺の地図。
しかしよく見ると同じ「高崎市」の文字が3ヶ所に記されているのにお気づきでしょうか。つまり、なんとここは市の区域が互いに近接せず、3ヶ所に分かれているのです。
もちろん従来から、地図上のいわゆる「飛び地」は日本各地に存在していましたが、今回のように飛び地の一つ一つが、一定の規模を持った区域として複数に分かれるケースは稀でした。高崎市のケースは「平成の大合併」が生んだ珍現象の一つと言えるでしょう。「はっきり大文字 東京と関東」では、各市町村を鮮やかに色分けし、このような複雑に入り組んでいる合併後の市町村の姿もスッキリとご覧になれます。
Type2. ひとつの村がそれぞれの道へ…分村
写真中央に東西に伸びる尾根(青線)。この両側に広がっていた旧上九一色村は尾根を境に分離しました。
※注:国土交通省・国土画像情報「富士山」より転載。上方が北。
左上の写真は山梨県の上九一色村上空の空中写真です。下方に見える湖は富士五湖の一つ精進湖。
富士山を背にした風光明媚なこの村にも、合併の波は押し寄せました。しかしこの村の場合、実は村そのものが分断され、それぞれが別の自治体と合併して再スタートを切る「分村合併」という道を選びました。(北側は「甲府市」と、南側は「富士河口湖町」と合併)
背景には、村の中央部を横断する御坂山地によって村の南側と北側が分断され、双方の間にはバス路線が存在しないなど、地域的なつながりが薄かったことなどが挙げられます。
もちろん「はっきり大文字 東京と関東」でも、分かれた部分の境界線を新たに追加。しかし、このような「分村合併」のケースは今回の数ある合併の中でも極めて異例のことです。
Type3. 紛らわしい地名が隣り合わせに
さて、次の地図は埼玉県の南部、東京のベットタウンでもある富士見市・ふじみ野市付近です。
中央部にある「ふじみ野市」は、昨年の10月に旧上福岡市と旧大井町が合併して誕生しました。しかし、「ふじみ野市」の右隣には別の自治体の「富士見市」があることにお気づきでしょうか?しかもこの「ふじみ野」という名称、元々は富士見市に存在している東武東上線の駅名(地図中央部参照)。つまり「ふじみ野」という名称は富士見市のものでもあるわけです。
このように同じ市町村の名称が隣り合わせになる、あるいは似ているケースは、少数ながら全国的に点在しています(例 北海道釧路市・釧路町 静岡県伊豆市・伊豆の国市など)。これも合併に伴う新市町村の命名の難しさでしょうか。
「はっきり大文字 東京と関東」は文字の大きさを従来地図の125%に拡大。このような紛らわしい場合でも、ハッキリとお探しの場所を確認できるメリハリのある地図面を実現しています。